月山(山形県)

天気は良くない、これからも下り坂の予定。弓張からみた月山、姥、湯殿の周りには厚い雲が立ち込めていた。山頂まで雲が覆われるのは時間の問題だ。
これから天候は崩れるので、石跳からちょっと上げて姥の山頂までは行かないで遊ぼう。
志津の通行止めゲートに車を停めて、石跳へ向かうべく道路を歩いていたら、一台の業務車(業務車はゲートより先も通行可なのです)が寄せてきた。「どこへ行くの?姥の上まで乗せていってあげるよ」あ、ありがとうございます。この時期上まで車でいけるなんてなんてラッキーなんでしょう。話を聞けば、姥P付近のロッジのご主人とのこと。しかも以前月山コーヒーを頂いたロッジのご主人でした。「午後は崩れるから早く登ったほうがいいよ。」とのエールを受けて姥Pから楽々出発。除雪もPまでは終わっているがゲレンデまでは入っていないようだ。この時点で上の方はもうガスに覆われていた。
姥山頂方面へ向けてハイクをしているとガスに覆われてきた。そのうちに霰が降ってきた、と思ったらいつの間にか小粒の雪にと。見通しが悪くてお登り日和ではないけれど、雪が降ればもしかして黄砂も埋もれて板滑るかも?とかすかな期待を抱く。そのままブッシュの上まで少し高度を上げる。去年の同時期よりは埋まっているのかな。そういえば先のロッジのご主人も「去年よりは雪多い。黄砂で腐るのは早かったけど」と言っていたな(多いと言っても年々少ないけれど)。
ここら辺でいいかと思ったところで板装着し、視界が悪い中ブッシュをトラバースして勘で西側の沢へ向かう(*え~、勘で滑ってはいけまセン!!)。なんとなくお目当ての沢に出ると、高度も落としたので視界は開けてきた。表面は新雪で薄ら覆われているが、連日の陽気のせいだろう、雪庇が雪崩れた後がかなり見られる。クラックは見られなかったが、西面の沢は昔全層とか起きているらしいので注意が必要だ。
開かれたノートラックの沢を気持ちよく行くぞっ・・・っていい感じのシャバ雪なんだけど、スピードが出ません~。で数ターン気持ちよく降りて終了。
石跳は既に小雨のため、全然滑りません。こぎこぎ棒をもってしても太刀打ち出来ないくらいでした。よし、二の腕鍛えたぞ。
スキー場がオープンして雪も春雪に落ち着いて、ピストン輸送が出来るようになったら良い天気の日にまた来たいものだ。
