鳥海山(秋田県・山形県)







 今シーズン最後のBCは毎年恒例の鳥海山。今回は定番の祓川コースを日帰りで。しかし、他は雪解けも早いというのに、やっぱり鳥海だけはなんでこんなに白いか。

 





 久々のBCなので、体力持つか?と思い、ゆっくりと歩を進めていく。良い天気に恵まれ、風もほぼ無し。最高のお登り日和である。日帰りなので、若干遅めのスタートを切った訳だが、もう8合目くらいまで登っている人たちが見える。速いね~。
 登っていると、所々に吹き溜まりがある。えっ?新雪?そうなんです、この土日に鳥海は荒れたらしく、やはり降りました。この天気でこの時期での新雪は滑り的には微妙~なのだが、登るときにはなんだかテンションが上がるものだ。
 8合目くらいで軽くエネルギーを補給し、いざ胸坂八丁の取り付きへ。風も時折吹いてくるころあいだ。・・・鳥海の山頂下は疲れる。漢は黙って直登、漢は黙って直登・・・と自分の中でふんどし姿で励ます。もう30歩あるいては止まり、の調子でだらだら登る。


 よやっとの思いで登った山頂、やった。新山がえぐれてます。足元がすくみます。風でビーニーも飛ばされます。でもピークハントは達成感があるのであった。

 山頂でしばらくうろついた後はじゃあお待ちかねのラストラン行きますか。
 下りコースは七つ釜までは普通に北北東の斜面を、小屋から下は北北西にあるボウルへトラバース。
 ご他聞にもれず、山頂下はガリガリ君でした。小屋から下はまあ、シャバ雪で新雪も思ったほどはねっぱらなかった。ボウルはトラックが数本しかまだ入っていないところを気持ちよくいけた、かな。端にクラックかなり入っていたが。もう下部は白いところがねっぱるねっぱる。でも5月には良い感じにシャバっているんじゃないかな~。

 
  


 
  今シーズンも色々あったな、という感想。あとは来年にまた期待します。色々とありがとうございました。あとはアルツの猫魔買収がどうでるかも気になるところです。
 半年頑張ってくれたギアのお手入れしてまた再見!
  


2008年04月29日 Posted by tami at 23:24Comments(0)BCスノーボード

会津駒ケ岳(福島県)




 本日も快晴なりー絶好のお登り日和となった。前回の駒では黄砂の嵐により敗退したが、今回は月末から月初にかけての冬戻りによる吹雪による黄砂隠れを期待しての再チャレンジである。
 降雪の後の土日であるからさすがに登る人々多し(スキーが主)。また渓流釣りも解禁となったため、駒登山口はさながら車であふれているといっても過言ではありますまい。
 アンテナまでは以前から気になっていた、ここ行けるんでは?と思っていたルートを取ってみる。結局、先に登りだしていた2パーティを抜いてのアンテナ到着となったので、結果オーライとなる。今度からはこういうルートにしてみよう。
 土曜日に多数の方々が登ったであろう、荒れた登りルートをたどって行く。たしかに、降雪のお陰というのか、かなり黄砂が埋もれている。普通に白いシャバ雪の上をまたも下りを期待しながらのハイクとなる。時々トラップがあり、スノーシューを履いた足が膝まで捕まってしまう。そんなに雪が柔らかくなっているのか。ふむふむ。

  ←本日のメインディッシュ

 今日のターゲットは今シーズン最後のブナツリー。一応気になるのでターゲットの雪を掘ってみた。~20ざらめ、間の15付近にビタビタざらめ、20~25しまり、25~30ざらめ、30~しまり。表現は適当。結構降ったのかもしれないな、すぐ緩んだみたいだけど。

 ブナ帯に入る前にゆっくり休憩をし、雪の残っている駒を堪能してからイン。お、板滑るじゃない。シャバシャバで気持ちよいです。必要以上にターンをて遊ぶ。しかし楽しい時間はあっという間に過ぎるもの、ノートラックのブナツリーに別れを告げて通常の下山ルートへ戻る。






 その後、アンテナから下は、う~ん・・・。板掴みに遭ってしまい回転するなどをし、最後の最後はなかなか滑らないものとなってしまった。駒よ、お世話になりました。来シーズンはパウダーの時期に来れるよう精進します。
  


2008年04月06日 Posted by tami at 23:24Comments(0)BCスノーボード

月山(山形県)

  

 天気は良くない、これからも下り坂の予定。弓張からみた月山、姥、湯殿の周りには厚い雲が立ち込めていた。山頂まで雲が覆われるのは時間の問題だ。
 これから天候は崩れるので、石跳からちょっと上げて姥の山頂までは行かないで遊ぼう。
 志津の通行止めゲートに車を停めて、石跳へ向かうべく道路を歩いていたら、一台の業務車(業務車はゲートより先も通行可なのです)が寄せてきた。「どこへ行くの?姥の上まで乗せていってあげるよ」あ、ありがとうございます。この時期上まで車でいけるなんてなんてラッキーなんでしょう。話を聞けば、姥P付近のロッジのご主人とのこと。しかも以前月山コーヒーを頂いたロッジのご主人でした。「午後は崩れるから早く登ったほうがいいよ。」とのエールを受けて姥Pから楽々出発。除雪もPまでは終わっているがゲレンデまでは入っていないようだ。この時点で上の方はもうガスに覆われていた。




 姥山頂方面へ向けてハイクをしているとガスに覆われてきた。そのうちに霰が降ってきた、と思ったらいつの間にか小粒の雪にと。見通しが悪くてお登り日和ではないけれど、雪が降ればもしかして黄砂も埋もれて板滑るかも?とかすかな期待を抱く。そのままブッシュの上まで少し高度を上げる。去年の同時期よりは埋まっているのかな。そういえば先のロッジのご主人も「去年よりは雪多い。黄砂で腐るのは早かったけど」と言っていたな(多いと言っても年々少ないけれど)。
 ここら辺でいいかと思ったところで板装着し、視界が悪い中ブッシュをトラバースして勘で西側の沢へ向かう(*え~、勘で滑ってはいけまセン!!)。なんとなくお目当ての沢に出ると、高度も落としたので視界は開けてきた。表面は新雪で薄ら覆われているが、連日の陽気のせいだろう、雪庇が雪崩れた後がかなり見られる。クラックは見られなかったが、西面の沢は昔全層とか起きているらしいので注意が必要だ。
 開かれたノートラックの沢を気持ちよく行くぞっ・・・っていい感じのシャバ雪なんだけど、スピードが出ません~。で数ターン気持ちよく降りて終了。
 石跳は既に小雨のため、全然滑りません。こぎこぎ棒をもってしても太刀打ち出来ないくらいでした。よし、二の腕鍛えたぞ。
 スキー場がオープンして雪も春雪に落ち着いて、ピストン輸送が出来るようになったら良い天気の日にまた来たいものだ。
 
  


2008年03月29日 Posted by tami at 23:24Comments(0)BCスノーボード

栗駒山(岩手県・宮城県)

 前回2月に栗駒山ツアーを居強い冬型により断念したときよりも、いこいの村付近の雪が二回り程縮んでいるような気がする。ここしばらく、春の陽気が続いたからだろうか。気温も高いと思われる。朝、準備をしていても吐く息が白くならないからだ。
 いこいの村付近は濃くもなく薄くもないガスに覆われている。栗駒の山頂は、見えない。が、風がないので行ってみようと思う。イワカガミ平までの山道をショートカットして登る。ブナやマツの林間の雪には、ここ数日訪れたであろう幾人ものトレールが新旧織り交ぜてついている。・・・雪はシャバ雪でいい塩梅、なのか?とりあえず何処を下りてくれば楽しい&登り返しがなくてラクなのかちらちら見ながらハイクする。
 イワカガミ平まで高度を上げたら、ガスが抜けた。なんだ、中腹までの低層雲だったのねん。急に太陽の光を受け青空をバックにした栗駒が目の前に現れて、登りが楽しくなる。








 

 一面のフィルムクラスト。温度の歴史。滑りもワクワク。歩くもシャクシャク。










 早池峰?や朝日?月山?らしき山々を眺めながら山頂へ。少しだけ風を感じる。休みを入れずにまずは山頂直下南側の斜面を1本。・・・敗退。斜度もシャバ雪も良い具合なのだが、縦溝が結構出来ている。駄目なんだよな、板を取られてしまうので苦手で(膝も腿もへなちょこなもので)。バタつく板をなびかせながらあっという間に終了して、また山頂へ登り返し。
 山頂で1時間ほどのんびりランチタイム後、沢へ下り降りるとんがった板パーティーを見送りながら、登り返しを嫌がり今度は登山道中央コース沿いに下山した。山頂からのこの尾根は溝もなく大変快適でした。途中途中笹が出ているが、お構いなく。



   




            アナタのトラックありませんか?











 イワカガミ平より下は、またガスが架かっている。山道はかなり雪解けが進みアスファルトが見えている上に、雪が黄砂等で腐って全然滑らない。西巻きに巻いて降りたほうが良かったかな?なんて思いながらいこいの村まで直ぐでした。途中こぎこぎ棒が活躍しましたねえ。

 斜度が変わる所や、雪庇付近は相当深めにクラックが入っていたのが印象的。欲を言えば、途中のブッシュが出ないうちに来たかったなあ。






  


2008年03月22日 Posted by tami at 23:24Comments(1)BCスノーボード

会津駒ケ岳(福島)

 天気はピーカン、風ほぼ無しで絶好のお登り日和となった。
 ここ南会津、年々雪が少なくなっているものの、去年の今頃よりは多いみたい←駒の登山道の看板より推測。その多い雪が、ここ数日の好天で緩んでいるので、スノーシューが沈みプチラッセルして登ることとなる。いつものようにアンテナまでに時間がかかるも、アンテナより上は夏よりラクな感じがするのは気のせいか?



   ここのブナツリーはとても好きだ。ブナが大きく育っているので、ツリーの間隔が秀逸なのです。とくに厳冬期のパウダーなんか最高!(今シーズンは味わえなかったけれど)
 ただ、この春となると木の間隔が広いために日差しもさしやすく、雪もすぐ緩んでしまう。それでも、上から下までノンストップで気持ちよく滑られるコースなので春は春でよいものなのだが。
 そんなきもちのよいブナ林を抜けていくと、マツ林帯へ。高度も上がっているお陰か、日陰には柔らかく細かい綺麗な雪が沢山残っているではないか。ただ、黄砂も結構降ったんだな~やっぱり黒い。この白い雪と黒い雪が、下る頃には春のシャバ雪に変わっているだろうと、楽しみにしながら登っていく。











 見晴らし台に来ると、燧ケ岳や至仏山、日光白根などが白く浮きわたっている。いいなあ、あの白い状態でそこに行きたいものだよ。







 今回はおひとりさまツアーなので、山頂下のバーン(沢)↓はお預け、ということで、とりあえずランチタイムでラーメンなどをすすってしばしのんびりとする。

 面がまだらなのお分かりだろうか?黄砂様です。おひとりさまでなかったとしても、コレでは滑られたかどうか分からないものです。
 しかし、駒はこの面が滑れなくても上からの眺めが格別なので良しとしよう。

 お昼に1時間もかけてのんびりした後、期待の下り・・・・駄目だ、雪が全然滑らない!黄砂か?雪が解けすぎか?鑢の上を滑っているようだ。全然快適じゃあないぞ。とぼやいているうちにあっという間に下り終了。う~ん不完全燃焼。景色観に行ったようなものだ。

 前回の岩手山同様、来るのがちょっと早かったのかな。もう少し待てば完全シャバ雪になって楽しかったのかも。もしくは、厳冬期のパウダー、ね。
 駒終わりだな、と思ってしまった。
  


2008年03月15日 Posted by tami at 23:24Comments(0)BCスノーボード