本名御神楽岳(福島県、新潟県)

早めに帰宅したかったので、今日はゴージャスに高速道路を利用し、移動時間を短縮した。国道から登山口までの林道は砂利道で大変なんだけれどね。でも、昔は林道も無く歩いて行くしかない秘境だったというのだから、まあ楽にはなったものだ。
登り始めは沢沿いにほぼ高低差のない横移動。川の水が透明度抜群でとても綺麗!真夏に水遊びなんかしたいな。
少し高度を上げてくるとブナ帯へ。朝陽が射すとブナの幹の白と葉の緑がまばゆい。なんでだろうか、ブナ林に来ると、なんかこう穢れが禊れるような気になるのは・・・。
尾根に取り付くと急登続きとなり、なまった体にはキツイ~。暑さも相まって、汗が出てくる。あ、痩せた?尾根に出ると、視界も開けてきて、県境の山深さがキモチイイ。ここらあたりは結構アルプスに近いというか、とがった山が多い気がする。東北特有のたおやかさは無いような。でも、そのぶん、ヤマビコちゃんが沢山居るからちょっと呼んでみたりする。本日は5人位居たかな。
山頂手前はザ・クライミングタイム。しかしハーネス着けてえのって訳ではないので、普通に怖い。あしもと

が寒い。いや、暑いのだが。
そういえば、途中でクライミングシューズが片方落ちてましたよ。紫のシューズ。落とされた方は御神楽へどうぞ。
本名御神楽から見た御神楽→
本名のピークハントした後、御神楽へ向かう。そこで事件は起こったのだった。尾根伝いに隣の御神楽へいくのだが、その尾根が細くてほぼ断崖。その道もまだ人があまり入っていないのか、足元が見えない程のヤブだった。藪を漕いでいたら、笹の茎に乗ってしまったのか、行ってしまったのだツルッと。気が付いたら右上半身が低木の幹に引っかかっていたものの、その他は宙に浮いてますがな!足が何処にも着きませんがな!左下半身に走る攣り痛に久々に独り言「痛い」。少し状況が把握できるようになると「もしかして幹が折れたら落ちるの?」と考える。なんとか腕力のみで這い上がらねば。攣り痛に耐えながらも試行錯誤の末無事登山道たる尾根に戻れたのだが、今考えるとちょっと危ない状況だったかも?

下りは尾根滑落危機事件による足攣りもあり、結構グダグダ。久々に疲れたな。登りと同じ位時間をかけて下ったもの。
下山後は金山町にある「つるの湯」でひとっ風呂。もちろん源泉掛け流しで、設備もキレイ。鉄系?赤く濁った熱めのお湯で筋肉をほぐして帰ったのでした。